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MK新聞

今号の紙面

2018年(平成30年)12月1日発行 第869号

869号1面
MK新聞をPDFファイルでご覧になれます。
MK新聞平成30年12月1日付869号(16.4MB)
1面
拝啓 国土交通大臣 石井啓一殿
今こそ、タクシーの未来を決する分水嶺㉗
 継続は力、恐れずたゆまず
 来たるべき未来に対応する
2面
台湾でも安心の空港送迎タクシー&観光タクシー
ハイヤー・タクシー売上げランキング
 MKは全国6位をキープ
配車アプリ広がる業界 MKは5年前から導入
「GARDENING ガーデニング」ご愛読者の皆様へ
3面
もっと知りたい!古典芸能
今日のdinnerはプロの味
 ~お魚と海老ムースの
   白菜ロール蒸し アサリのソース~
BOOK 「エムバペ 19歳で世界を獲った男」,
    「貧困脱出マニュアル」
書籍ランキング
4面
葉根たより24
平成31年度採用 MKグループ内定式
5面
戦争は金持ちをさらに金持ちにする
  反戦アメリカ帰還兵が語る戦争体験
6面
京都MKタクシー新卒採用
 高卒トラベルコーディネーター
MKボウル上賀茂 大好評♪ ご宴会プラン予約承り中!
台湾でも安心 空港タクシー
7面
MKトラベル 日帰りバスツアー
8面
TACPO NEWS
ロボホン係長の業務日誌②
カラオケでみんなが一つに
 第9回MKチャリティカラオケ開催
9面
MKグループ婦人会 ハーバリウム講座を開催
世相と法律 ~高齢者居住安定法~
フットハットがゆく!<301>
10面
12月の運勢
グローバル・ビジネス・レポート <68>
本だけ眺めて暮らしたい<368>
11面
インフォメーション
プレゼントコーナー
12面
MK退職者インタビュー
 ~勤続45年、大切にしてきたもの~


(1面記事より)

拝啓 国土交通大臣 石井 啓一 殿
今こそ、タクシーの未来を決する分水嶺27
継続は力、恐れずたゆまず
来たるべき未来に対応する

エムケイ株式会社 代表取締役社長 青木信明


55年ぶりの大阪万博決定 おもてなし文化の発信を

 つい先日、2025年に大阪万博開催が決まったとの報道に接しました。2020年の東京オリンピックに続き世界の注目を集めると同時に、日本のおもてなし文化の発信のまたとない機会です。大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」とのことですが、技術の進歩は日進月歩で今想像に留まることがわずか7年後には実現しているのではないでしょうか。

2030年ガソリンなき時代 スタンドが向かう方向は

 未来との関連であれば、ガソリンは2030年ごろにはなくなります。資源として枯渇するのではなく、ガソリンという燃料、エネルギー源を必要とするガソリンエンジンがなくなるからです。ガソリンスタンドは名目だけの存在となりますが、そのとき未知の領域に挑戦するのか、地域に根差したサービス拠点として培ってきたものを活かすのか、その企業の取り組みが問われています。
 セルフスタンドはスタンド経営の人件費を大きく削減するためにフルサービスのスタンドに比べて5分の1くらいの管理コストとされています。元売りのブランドマークに違いはあれど、基本的にはガソリンという商品そのものには大きな差異はありません。ガソリンを安く提供することを存在理由にしていると、ガソリンが不要となったときにお客様は去るでしょう。そのとき初めて消費者がガソリンに価格以外のものを求めているのかを考えているようでは遅すぎます。MK石油にはセルフスタンドがありますがフルサービスと同じくらいのスタッフを配置し、オイル交換や車検、整備、車両販売など車に関するあらゆることのご相談に対応します。
 これまで私がMK石油の経営を引き継いでからずっと掲げてきた「脱ガソリン」は、まだ道の途中ですがガソリンがなくなる未来は100%来るものです。

自動運転化されるタクシー 人間の接客が必要とされる

 同様にタクシーについて考えると既に皆様もお気付きの通り、自動運転技術に電気自動車が加わることによって劇的にタクシーを取り巻く環境は変化します。タクシーの原価構成は人件費が7割、燃料費が1割であり、この大部分の原価が圧縮されれば、今のタクシー運賃の5分の1くらいになります。それは同時に移動手段の主役がタクシーになるということです。個々人の移動需要に合わせたドアトゥドアの利便性に勝るものはないのですが、コストがネックとなっていました。どこまで行っても域内200円くらいの乗りきりや月額定額制のような運賃体系になることでしょう。タクシー台数は今の50倍近い台数が必要になりますが、その分自家用車を持つ人がいなくなります。大量輸送機関としてのバス、長距離輸送としての鉄道は残りますが、域内はタクシーが主な移動手段となる未来は必ずやってきます。
 名実ともに日本の自動車産業とIT産業のトップであるトヨタとソフトバンクが手を組むことが発表されたことは記憶に新しいことですが、車は作って売るという時代から作って使う、シェアするという時代になることでしょう。ガソリンと同様、消費者がタクシーに求めるものをA地点からB地点へ移動すること以外に何であるか、タクシー会社は考える岐路に立っています。無人の自動運転となり誰もがいつでも行きたい時に安価に便利に行けるユビキタス交通が実現する時代に、しかしそうでないところも残されます。フェイストゥフェイスで接客するアテンドやコンシェルジュとしての役割といった人間の血が通う部分をどれだけ注入できるか、おもてなし人材を育てていくことが企業の使命となります。

消費者は一歩先を望む 応え続ける努力を恐れるな

 時代時代で求められるものを見極めること、そしてそれに果敢に取り組むことは何時の時代のどんな企業活動にとっても共通することです。お客様に挨拶することが非常識と業界内では言われた時代にお客様に挨拶すること、車をきれいに清掃すること、身だしなみを整えること、親切丁寧な接客をすること、たったこれだけのことを行ったことでMKは京都市民の皆様から高い評価をいただいたのです。昔は同一地域同一運賃でしたので、そのときの優劣は利便性やサービスでした。ついで価格面に差がでると、さらなる付加価値を求めるなどお客様のこだわりは、企業が標準的に提供するサービスから一歩先んじるのです。その求めに応えていくことが企業努力なのです。
 もちろん、ただ号令をかけるだけではなく、実践するため何度も何度も何十年も教育し続けて、やっとできるようになりました。今もまだその途中で100%とは到底言えるものではありません。継続する努力は、求められることを見つけ出すことよりも難しいことであると痛感する次第です。継続することを恐れてはならないのです。
 MKでは今後も利便性の向上とお客様の求めに応える企業であり続けるよう努力してまいります。