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MK新聞

今号の紙面

2017年(平成29年)1月1日発行 第846号

846号1面
MK新聞をPDFファイルでご覧になれます。
MK新聞平成29年1月1日付846号(12.4MB)
1面
年頭の辞
新たな年に飛躍を誓う
グループ連携と若い力で新たな価値を
2面
MKグループ各社より
新年のご挨拶を申し上げます
3面
フットハットがゆく!
4面
第11回MKチャリティカップ
広がるチャリティの輪
ガーデニング
葉根たより
BOOK 京都を学ぶ【洛北編】
5面
南アフリカ見てある記
本だけ眺めて暮らしたい
6面
今年の運勢
7面
世相と法律
書籍ランキング
8面
グローバル・ビジネス・レポート
9面
TACPO NEWS カードを持って街へ出よう!
10面
もっと知りたい!古典芸能
スクリーン招待席
滋賀MK大津営業所移転
今日のdinnerはプロの味
11面
インフォメーション
12面
家族もMKの一員
MK婦人会総会開催


(1面記事より)

年頭の辞

新たな年に飛躍を誓う
グループ連携と若い力で新たな価値を

エムケイ株式会社 代表取締役社長 青木信明

お客様、市民の皆様、新年あけましておめでとうございます。旧年中はMKグループに多大なご支援を賜り誠にありがとうございました。お陰様で一同つつがなく新年を迎えることができました。

タクシー活性化に
公定幅運賃は必要ない

昨年、タクシーの適正化と活性化を大義名分として国や行政が進めてきた施策が違法であったことが決定的となりました。平成26年4月に「公定幅運賃」と呼ばれる統制価格が導入されましたが、MKグループが従来の運賃の維持を求めた訴訟で、昨年2月に福岡地裁、9月に大阪地裁がMKの主張を全面的に認める本案判決を下したのです。
 しかし10月には、国側の敗訴判決を受け、近畿などの地域で下限の幅を広げる新しい公定幅運賃が実施されたことにより、MKは司法判断に守られる立場ではなくなり、改めて新しい公定幅運賃への対応を迫られることとなりました。そのため、いま一度、MKタクシーのサービスや運賃、国の公定幅運賃制度などについてのお客様のご意見を頂戴すべく、アンケートはがき募集活動を行いました。新しい公定幅運賃がまだ公示されていない福岡については現在も継続してアンケート募集活動を行っておりますが、昨年末時点で3万5000通を超えるお声を頂戴いたしました。MKのサービスをご評価いただく声、大幅な値上げは利用に差し障りがあるという声、国が強制的に運賃を決めることへの違和感など、率直なお声をいただき、改めて気の引き締まる思いをいたしました。この場をお借りし改めてご協力いただきましたお客様に御礼申し上げます。
 そもそも商売において価格を決定するときにはお客様に目を向けて判断しなければなりません。その時々の世の中の経済環境を見て価格を決めるものです。京都MKでは実に平成9年から運賃は据え置きが続いており、平成26年の消費税増税時に増税分だけ転嫁したのみです。政府でさえ消費税増税を行うときも5%から一気に10%に上げることはなく、まずは8%と段階を踏んでいます。ところが、公定幅運賃を今のMKグループが採用した場合に各社概ね10%〜15%の値上げとなり、MKをご利用いただくお客様に多大なご負担を強いることとなります。
 MKグループといたしましては、国や行政にではなく、お客様に顔を向けた商売を行い、お客様へのよりよいサービス提供とタクシー活性化のため、弛まぬ努力を続けてまいります。

グループ連携強化で
MKブランドの価値を高める

 昨年のMKグループの取組みでは、グループ間の連携強化でお客様への利便性とサービスの向上を実現することができました。
 国内8都市、海外のロサンゼルス・ソウル・上海のMKに加え、昨年4月、台湾の最大手タクシー会社・台灣大車隊と業務提携を交わしました。この業務提携により、5月から桃園空港と台北市内を結ぶ空港送迎タクシーの予約受付がMKで可能となり、昨年末時点で1900名以上のMKユーザーにご利用いただいております。今後は配車アプリの連携をとり日本のお客様、台湾のお客様それぞれ自分が普段お使いの配車アプリで日本、台湾のどちらでもタクシーが呼べる体制を作ります。さらに海外タクシー企業との提携も拡大してまいります。
 国内では全国主要空港の空港送迎をすべてMKで行うことができ、「MK=空港送迎の代名詞」と呼ばれるまでになりました。現在、空港送迎2ヵ所同時予約で車両グレードアップなどの特典が付くキャンペーンを行っております。より便利に快適に旅の目的地へ移動できるよう海外提携との相乗効果を出してまいります。
 昨年5月には伊勢志摩サミットが開催され、各地でもG7関連会合が行われましたが、このサミットや関連会合において、MKハイヤーが大臣やスタッフの送迎を任されました。1会合で延べ300台近くの車両が必要になることもあり1社では受けられない大規模なものでしたが、グループ各社から車両とドライバーを厳選して対応しました。MKに対する評価はよく、その後も大使館・総領事館からご注文をいただいています。一昨年より強化した海外留学制度も一昨年は15名、昨年は12名を派遣し、英会話ドライバーの育成も順調に進んでおり、本年からは中国語の習得のための留学も始めています。
 グループでは、昨年も引き続き、各社でハイグレード車両の導入を進めました。メルセデス・ベンツ(東京)、アルファードHV、クラウンHVロイヤル(主に大阪・神戸・福岡)をタクシーと同じ基本運賃でご乗車いただけ、お客様のニーズに一層きめ細やかに対応できる体制を整えております。これまでグループの課題でありました顧客情報のデータベース統合を進め、きめ細かいサービスを提供できる体制も作り上げてまいります。

若い力が新時代の
タクシーを創造する

 MKでは昭和50年代初めより大学新卒者のドライバー採用を開始しておりましたが、昨年よりトラベルコーディネーター(観光ハイヤー)候補生としての採用を大幅に強化し、京都では62名を迎え入れました。入社後は社内での運転技術・観光知識・英会話の習得プログラムを受け、昨年秋からは修学旅行を中心に観光ドライバーとして多数の者が活躍しております。加えて、業界では例をみない高卒新卒のトラベルコーディネーター候補生も4名採用し、2種運転免許取得までの3年間、内勤業務や各種勉強会を通じて育成する方針です。
 新卒者の中には、語学力がトップクラスの者もおり、既存のドライバーにもよい刺激を与えてくれています。タクシー業界の活性化や、急速に変化する時代で新たな需要に対応するためには、こうした若い力が必要になってきます。本年3月入社の新卒トラベルコーディネーター候補生も昨年と同程度の数になる予定ですので、本年も投資を惜しむことなく若手の育成をしてまいります。それを継続することで、海外からのお客様にも、地元のお客様にも選ばれるタクシーとなり、若者にも魅力ある将来性ある仕事だと認識を持ってもらうことができるでしょう。
 今、タクシー業界は他の運輸業と同様に深刻な人手不足に悩まされています。それは再び行政に保護してもらうために、業界自らがタクシーの悲惨さをアピールしたからです。再規制を得たことと引き換えに、お客様に選ばれるタクシーの手足を縛るようなことをしたり(それはのちに行政裁判でことごとく裁量権の逸脱と断じられますが)、そもそも求職者がタクシーという職を選ばない状態にしてしまいました。このままでは数年後には高齢化によるドライバー引退によって、タクシー車両は余れどもそれを運転する人がいない、タクシー不足の時代が早晩訪れます。その間隙をぬって人々の足を守るのがライドシェアというのは何とも皮肉なことですが、ライドシェアにない価値を如何にして生み出すかまさにタクシー会社としての真価が問われる時代がすぐそこまでやってきています。
 MKグループは本年が飛躍のための正念場であることを認識し、サービスの質の更なる向上を努めてまいります。お客様におかれましては、本年も変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。