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MK新聞

今号の紙面

2017年(平成29年)6月1日発行 第851号

851号1面
MK新聞をPDFファイルでご覧になれます。
MK新聞平成29年6月1日付851号(11.3MB)
1面
拝啓 国土交通大臣 石井 啓一 殿
若きトラベルコーディネーターが
これからの日本の観光を支える
2面
MKボウル所属プロ 石橋孝 優勝!
3面
もっと知りたい!古典芸能 <42>
スクリーン招待席 ジギー・スターダスト
今日のdinnerはプロの味 玉ねぎのスープ
書籍ランキング
4面
葉根たより<6>
本だけ眺めて暮らしたい<350>
5面
北京好日 第五回(最終回)
中国革命「長征」の行方
6面
2017 海外留学レポート④
―特に印象に残ったこと―
洛西茂営業所 若山 慎一郎 社員
7面
観光コンシェルジュへの道 <5>
平成29年度入社 岡本 光平 社員 / 神山 果歩 社員
平成成29年度第25期トラベルコーディネーター出陣式
8面
マシュー・カロンのお仕事紹介vol.4
MKグループ公式SNS 絶賛情報発信中!
9面
世相と法律 賃貸借住居とペット飼育の禁止
フットハットがゆく!<283>
私のひとりごと
BOOK
10面
6月の運勢
グローバル・ビジネス・レポート <50>
ガーデニング スイレン
11面
インフォメーション
頑張れ!!京都サンガF.C.
12面
MKボウル・パルケ&京都精華大学連携プロジェクト
ユニークな観客たちが現れた!?<4>
制作デザイナーにインタビュー



(1面記事より)

拝啓 国土交通大臣 石井 啓一 殿

若きトラベルコーディネーターが
これからの日本の観光を支える

エムケイ株式会社 代表取締役社長 青木信明

規制緩和の答申出る
二種受験資格緩和に期待

 報道によると政府の規制改革推進会議は去る平成29年5月23日に様々な分野での規制改革を答申しました。そのなかで運輸業、とりわけタクシーに関する事項として、「ICTを活用したソフトメーターの普及に向けた環境整備」「利用者の同意を前提とした事前確定運賃の実現」「ICTを活用した運行管理の効率化に向けた環境整備」「自家用自動車による運送」「貨客混載に関する運用の見直し」「第2種運転免許受験資格」についてなどが挙げられています。
 なかでも私が注目するのは第2種運転免許の受験資格の緩和についてです。運輸業界の人不足は数年前より深刻さが増しており、インターネットでの買い物の普及に伴い貨物業界のことは報道などでもよく知れ渡っていますが、バス・タクシーにおいても同様の現象が起こっています。
 タクシーは若年層の働き手が増えず高齢化が進んでおり、全国的な統計ではリーマンショック後の平成21年度の37万人をピークに年々減少しており、平成27年度は約30万人と2割減少しています。大阪では約2万1000人のドライバーの年齢構成は平成29年4月のデータで、65歳以上が48%、70歳以上21%となり、逆に40歳未満は2・5%という状況です。
 4年前の平成25年に定年の65歳への延長が義務付けられたことから、それらの方々が定年後のキャリアとしてタクシーを選ばれる可能性もあり、再来年あたりには一時的にはドライバーが増加するかもしれませんが、やはり業界の活性化のためには若年層が増えるようにしなければなりません。現在21歳である受験資格の見直しは若年層がタクシー業界に入るきっかけになり得ることと期待できますので、議論を重ねて実現していただきたいと思います。

MKだけでなく京都観光や
日本を代表する

 MKでは昭和50年代からサービス向上と将来の幹部候補としての学士ドライバーの採用を行っており、ハイヤー増強にあわせ平成5年からはファーストハイヤー候補生として採用を始めました。インバウンド需要増加を背景に平成28年からはトラベルコーディネーターとして新卒採用を強化しました。大卒だけでなく第2種運転免許取得までの数年間の教育期間を前提に高卒トラベルコーディネーターの採用も行います。事務職を除き平成28年度は大卒58名、高卒4名が、本年平成29年度は大卒44名、高卒8名が入社し、厳しい運転教習や観光知識・英語などの教育を経て、現在約40名が現場でハンドルを握り、京都観光に来られたお客様のお供をしています。先日5月10日には平成29年度入社の中から社内教習で一定レベルに達したと認められた18名を送り出す出陣式を挙行しました。
 私は出陣式で彼らに「皆さんは数年後にはMKを代表するだけでなく、京都観光業を代表する、ひいては日本のインバウンド戦略の中核を最前線で担う人材になるという自覚をもって励んでください」とはなむけの言葉を送りました。まさに彼らがこれからの日本の観光業界を支える人材になることは間違いありません。なぜなら最前線でお客様に接する彼らがお客様にとっての日本を体現するものであり、社長である私などはお客様にとっては何ら意味のないものなのです。どれほど理想を掲げた経営であったとしても、お客様が判断するのは目の前のドライバーの立ち居振る舞いを通じてのみ判断されるのです。そこが我々の仕事の難しいところであり、醍醐味でもあるのです。
 昨年は伊勢志摩サミットの送迎を担当しましたし、近年京都では海外顧客を招いたブランド展示会などの数十台、数百台規模でハイヤーを必要とするイベントが開催され、その送迎担当としてMKが指名されることがございます。一人ひとりのゲストを大切にお供することで、ゲストにご満足いただき、依頼者からもMKと仕事ができてよかったとお褒めの言葉を頂戴することも少なくありません。一人ひとりのドライバーの自覚の集合体として評価されているのです。

激変する環境には
数ではなく質で

 前述の規制改革推進会議の答申においても、自家用自動車による運送が挙げられていましたが、ライドシェアの浸透や自動運転技術の確立などタクシーを取り巻く環境が激変するのはそう遠くない未来かもしれません。そのときに存在感を示すことができるのが単なる運転ではなく「おもてなし」ができる人材です。だからこそ数としては全国30万人のうちのコンマ数%の存在なのかもしれませんが、若い彼らは日本の観光の中核人材となり得るのです。そのためには絶え間ない自己研鑽が必要となりますし、今後彼らが先輩として新しく入社した新卒を教育指導できるループをつくりあげることが会社としての課題と認識しています。
 これからはタクシーだけでなくあらゆる産業が数ではなく質の勝負となることでしょう。MKの何百倍もの規模の世界的な配車アプリの企業が次々とMKの教育を知りたいと訪問するのも、最後は質が決めるからなのだと思います。  最後に本年入社した彼らに今一度エールを送りたいと思います。「自信と自覚を持って、日々MKの基本に忠実に安全運転でお客様へのおもてなしに励んでください」。